すっきりした葉脈と間のグラデーション、植物の作り出す美しさにしばし見とれました。
食用に友人から貰った八つ頭を一つだけ保存しておき、4月に入り暖かくなった頃植えつけました。成長のすばらしさといったら!
9月、日光もあまり当たらない場所ですが、180㎝近くある息子の背をはるかに超えて伸びています。
根が外に出て芋らしいのが顔だしているのを見つけ、そっと土をかけておきました。手作酵素の絞り粕を埋め込んでいた場所です、土の中では微生物たちが生き生きと活動して土作りをしてくれているのでしょう。
11月、立派な八つ頭が収穫できました。
八つ頭は芋だけでなく、葉柄を乾燥した「ずいき」は里芋の中でも良質です。
皮をむき、
天日干し
ずいきを乾燥するとイモガラとも言うそうです。干しあがりを保存して置き、必要な時に使えます。
干す前の、生ずいきをごま油で炒め、酢と砂糖を加えるときれいな薄紅色になり、私の好物で楽しみの一品です。
ずいきには不溶性食物繊維が含まれ、胃や腸の中で大きく膨らみ、身体に有害の物質を吸着して便と一緒に排出する働きがあります。
農家さんからずいきの「真ん中のやわらかい所、三倍酢で食べてごらん」と教えてもらいました、思ったよりくせがなく、お酒のつまみには美味しいです。
八つ頭は子孫繁栄の縁起物として正月のおせち料理に使いますので穴を掘って保存しておきます。
小芋は来年の種イモとして、やはり穴に芋をさかさにして埋めて置き雨にぬれないようにシートをかけて保存しておきました。