ドクダミ
5月の終わりごろから6月にかけて、いっせいに白い花を咲かせます。
花の咲いている時、薬効が一番強いと聞いていますので毎年ドクダミ茶を作り、自家製の酵素の中に入れて使っています。
折しも丁度この時期にトータルヘルスデザイン主催の野草研究家の標(しめぎ)ヒロ先生の講演会を聴かせてもらいました。
講演会場に入りますと何種類もの野草がテーブル一杯に並んでおり全て先生がご自宅から持っていらした野草でした、又、上京するにあたり東京は邪気が多いですからと、自分の身体にも野草を付けていらっしゃるということでした。
ヒロ先生から野草の強靭な生命力について、又野草の持つ、大地のエネルギー「気」について熱くお話しされるのを聴き改めて野草のちからを実感、なかでも最後に受講生に寝てもらい「ドクダミ」を足元に置き、足のながさ、(これは骨盤の変形のために長さが違ってくる)が同じになるという実演を見せてもらいました。
ほんの5分位でしたが寝ていた受講生は「何か温かくなってきました」と言っており、先生は「骨盤が正常になってきました」とおっしゃっています。確かに足の微妙な違いが揃ってきているようでした。
帰った次の日即実行です、庭で育てていたドクダミを刈り取り束ねて足元に置き寝てみますと、なんと足元からジーンとしてきました。お腹がグチュと動いたようです。
びっくり!これでドクダミの精油成分(草の気)が血行をうながして内臓や筋肉や骨の歪みを改善してくれている事を実感しました。
束ねて足元に置いたドクダミはだんだん力は弱くなってきましたが一週間以上は足元に置き、血行を促してくれています。驚きました、ドクダミ「気」のちから!
使っている間に暑い盛りに入り、からからに乾いてきました、未だ捨てるのは惜しく、ミントを乾燥したもの少し加え枕を作ってみました、ミントと草の香りがして快適です。
ドクダミ茶作り
庭の路地、薄暗いところでもドクダミは育っています。
刈り取ったドクダミを洗い、輪ゴムで束ねて天日干し。
2日後しんなりしてきました。
6日後
カラカラに乾いてはいますが、水分が少しでも残っているとかびさせてしまいますので、荒目に切って軽く火を入れ乾燥させました。
熱を飛ばして乾燥剤を入れ袋にいれ保存しておきます。
これでいつでもドクダミ茶として又、煮出したエキスを使ってドクダミ風呂としても使用できます。
乾燥させたドクダミについては十薬と呼ばれるほど健康維持に必要な成分が含まれていると云われています。
葉茎に含まれているクエルチトリン、花穂と果穂にはイソクエルチトリンなどのフラボン系成分が多く含まれ、これらフラボン系成分は血管壁を柔らかくし、毛細血管を強化して血管の弾力をよくすることで、動脈硬化や高血圧など血圧が関与する成人病を予防するといわれます。
カリウムを始めとしてマグネシウムや亜鉛、鉄、カルシウムなどの数多くのミネラルが豊富に含まれており、特にカリウムは排便をスムースにし、利尿作用があり、体内の老廃物や不要物質は速やかに排出されますので血液の汚れを防ぐことができます。
沢山の薬効のあるドクダミ茶ですが、利尿作用が強いため夏の水分補給には向かないということで、我が家ではドクダミ茶にスギナ茶、ビワ茶、ヨモギ茶、タマネギの皮、桑の葉茶ときには緑茶をブレンドして煮出し、1日2杯位を楽しんで飲んでいます。
クロロフィル
皮膚の再生を促進する効果があり、生のドクダミでのみ効果がえられるといわれます。
アトピー性皮膚炎でかゆみの酷い時に生葉の汁が良いと知りましたので作り試してみました。すり鉢で生葉を擦り、貼り付けるようにつけたところ痒みは治まってきました。
ちょっと手を抜いてミキサーに少しの水を加えて作ったものでは効きませんでした。
一番よいのは生葉をよくもんで痒い患部に貼り付けるのが良いようです。
ドクダミエキス
ドクダミを25度のホワイトリカーでつけこんでいます。
1、2か月経ちますと虫刺されや化粧水、また生葉の無い時の痒み止め等に使えるということで出来上がるのが楽しみです。