平成29年 梅干し
6月9日未だ青かった梅です。
6月20日頃になるともぎ時になりました。
家族総出で梅もぎです。
早い時期に夫が伸びすぎた新芽を切り取り梅にお日様が当たるようにしたのできれいに色づきました。
3月から4月にかけて一番に仕込んだ野草酵素の絞り粕をお風呂に入れますと1日目は草の香り漂う酵素風呂になります。2日目はちょっとぬるっとしてきますが風呂に入れない位ではない。3日目にはしっかり発酵していい肥料となってきます。
これを梅の木の肥料としています。2回位行っていますと虫の忌避効果もあるようで、虫もつかず大粒の梅を収穫できました。
今年の梅干しは20キロ、一晩、エリクサー水に浸けて置きアクだしをします。
塩はミネラルの多い養生塩を使い、塩分濃度は15パーセント、35度の焼酎と塩を混ぜ、一粒、一粒、擦りこみながら漬け込んでいきます。
漬け終わり。
重石をして水の上がってくるのを待ちます。
7月4日
毎年小平玉川上水のほとりにある農家に赤ちそを頼んでいます、今年は育ちが早いらしくもう先のほうにつぼみが出かかっており、大サービス、大量の赤ちそが入りました。
玉川上水から自転車で運び、葉だけをむしり、洗い、塩もみしてアク出し、梅の間にまんべんなく色がつくように漬け込んでいきました。夫と共同作業、いっきに終わらせ、暑い日だったこともあり、ああ疲れたー。
7月28日 良い色に漬け上がっています。
干しあがり
台風5号と9号がうろうろして、いつ降り出すかわからない雨が心配。油断できませんので少し早めでしたが、瓶詰めすることにしました。
20キロの梅干しの出来上がり。これから5年間は静かに熟成させます。
3年以上経った梅干しは塩分の気になる人にも大丈夫。古いものほど薬効が強くなるといわれます。
梅酢も大切な食材です。
梅酢を加熱すると少量ですがムメフラールという成分が加わるといいます。ためしにポン酢に使う分を煮詰めてみました。我が家のポン酢はムメフラール入り!
ムメフラール調べていましたら、梅干しを焼くと梅干しに含まれる糖分とクエン酸が化学変化を起こし、ムメフラールが生まれるそうです。血栓を予防して血液サラサラに効果、冷え性改善にも効果があるらしいです。家族全員、冷え性です、知ったことは即実行。
早速5年前に漬けておいた梅干しを焼きました。
アルミホイルをくしゃくしゃにしてオーブントースターで焼く。行ってみましたが、梅干しの酸でアルミが溶けのではないかと気になり、以前からオーブントースターで焼き物をするのに便利に使っていた遠赤外線が練り込まれているという瀬戸物の皿に梅干しを並べ、アルミホイルで軽く覆い、焼いてみましたらうまく焼けました。さあー、冷え性が改善するとうれしいのですが。
新しい梅干しの活用法を知り、今年の梅仕事終わりました。