菊芋作りは農家さんから小さい種いもを分けて貰い、2年目になります。
5月菊芋の成長を始めたばかりの柔らかい葉に、テントウムシが居ました。もうアブラムシが発生しているのでしょうか、有り難い益虫です。
庭中、緑の7月の末、太陽を求めて上へと成長しています。昨年はこの菊芋、花が咲きませんでした、今年こそは二階のベランダ近くで菊のような花を見るのが楽しみです。
10月隣家の窓を覆い隠すほどほど成長しましたが、一向に花の咲く気配ありません。他所の菊芋は花ざかりというのにがっかり。
12月に入り太そうなのを1本抜いてみました。
なんと石の間、奥へと連なって、組石を持ち上げてしまいそうな勢いです。
組石を外しながら丁寧に掘り出し一株から沢山の菊芋が収穫出来ました。
掘り起こした根を見ると小高くなって乾燥している方に根が進んでいますので菊芋は乾燥している方に根が伸び石組の奥へと伸びたようです。ジメッとしている方の根は朽ちかかっていました。
早速、家族が大好きなのが菊芋チップ作りです。スライスして。
天日干し、晴天ですと1日でカラカラになります。
軽く加熱、塩を振り出来上がり。
ビールにも良し、孫のみやげにもしましょうか。
菊芋は北アメリカ(カナダ)の原住民であるトピナンブ族の食糧源であったそうです。
菊芋にはイヌリンという食物繊維が約15%も含まれています。イヌリンは腸内で分解され、キクイモオリゴ糖となり、腸内善玉菌を増やす効果があるといわれています。腸内善玉菌が増えことで、便秘、がん予防、アトピー性皮膚炎などアレルギー性の病気の改善にも効果あるとされ、さらに天然のインスリンといわれほど血糖値をさげる効果があるともいわれています。
「菊芋を食べることでイヌリンが放射能を減らす」という。イヌリンは土を洗い落した時点から減少するというので、食べる分だけ掘り起して使用するのが良さそうです。
我が家の菊芋の花の咲かないのは日光不足らしいですが、住宅地の真ん中のキッチンガーデンでは仕方なく、花が咲かなくてもこんなに収穫できるのは有り難いことです。生命力の強い菊芋、小さな菊芋まできれいに採りつくさないとガーデン中菊芋だらけになってしまいそう。スーパーフードの菊芋を来年はキッチンガーデンのどこにまとめて植えようかと思案しています。