古代米を育てるのは3シーズン目となりました。
今年は国分寺恋ヶ窪公民館で主催された講座で「武蔵国分寺種」を発見された長沢先生の貴重な話を聞く事ができました。
日本4大赤米
「鹿児島県種子島の宝満神社」。
「長崎県対馬の多久頭魂神社」。
「岡山県総社市の国司神」、それぞれの神社で男性の宮司さんしか入れないという位、隔離された神社の田圃で守られてきたという赤米です。
そして4つ目が東京国分寺の「武蔵国分寺種」です。
国分寺市恋ヶ窪の孤立した農家の畑で発見されというお話でした。
古代米は原始時代から受け継がれた文化です、発見され守られてきたひとつひとつの話にロマンを感じ、ささやかでも手元で育てることが出来る事を改めて有り難く思っています。
5月28日
国分寺には田んぼが無く、「武蔵国分寺古代米」も畑で作られていた陸稲ということを知りましたので、発泡スチロールの畑に直接、一か所2粒を6か所、12粒の種まきを行い、12本の苗が元気に育っています。
8月2日
赤米の特徴である穂先が赤くなってきました。のぎという針のような突起です、現在の米はのぎが無いように改良されているということです。
夕日に映えて美しいです。
8月6日
稲の花、白いおしべが見えます。
9月2日
古代米の稲穂がこうべを垂れてきました。
9月27日
縄文時代の稲刈りは石器のカマで穂先を切り取る、穂切という方法だった、ということで長沢先生がご自身で作られたという石包丁を使い、恋ヶ窪公民館で育てた古代米を刈り取らせてもらいました。
ちょっと縄文時代の人になった気分。
10月22日
今年の夏から秋にかけて何回かの強風に合いましたが古代米は倒れもせず立っています、丈夫です。
未だ葉が青いですが稲刈りしようかな。
束ねて軒下で干し、ネットで鳥よけも。
恋ヶ窪公民館の講座3日目
「国分寺カルティベイト」の方々が育てた「武蔵国分寺古代米」の稲わらを使わせてもらい正月用のしめ縄作りを教えてもらいました。
娘家庭用、息子家庭用、自宅用と3個のしめ縄を作らせてもらいました。自分で作ったしめ縄で新年を祝えるのは有り難いです。
11月29日
自宅で育てた古代米の稲わら、無駄には出来ません、納豆つくりです。
400gの大豆、5時間柔らかく煮ます。
稲わらは消毒のために5分煮ました。
自宅の稲わらでは少なく、しめ縄作りの時にひとにぎりの稲わらをもらい一緒に使わせてもらいました。
納豆つくり専用としている発泡スチロール。
下に湯たんぽ、新聞紙、稲わら、柔らかく煮た大豆、上から稲わらを掛け、
今年はEMエンバランスのラップで覆ってみました。
24時間後、開けてみますと納豆の良い香りがして、納豆の出来上がりです。
味は未だ豆、豆しい、冷蔵庫で熟成させます。
糸引きはないのですが2,3日後からから納豆の味うま味も増して口のなかでとろける感じです。
あまり美味しいのでこの納豆を種菌に使ってもう一度納豆作りをしてみようかと考えています。
EMエンバランスのラップを冷蔵庫に保存中も覆っていたのが美味しくなったことに繋がったのかと思っています。
昨年自宅で種取りした古代米12粒から実った「武蔵国分寺古代米」です、
しめ縄と共に飾り新年を祝います。