東京の国分寺でモリンガの花が咲いています。
2013年5月、息子のコヲジが友人からモリンガの種を5粒わけて頂きました。北インドとパキスタンの亜熱帯地域に生育する樹木が、はたして東京の我が家で育つか心配しながらの挑戦です。
目次
モリンガの成長 2013年5月
5月、2つの違う用土にモリンガの種を蒔くことにしました。
植木鉢は9号サイズのかなり大きな鉢で、大きさは同じです。
片方の鉢には赤玉土に腐葉土を混ぜた土に1粒、もう一方の鉢には鹿沼土と腐葉土を混ぜた土に1粒蒔き、3粒は冷蔵庫の野菜室で今でも大切に保存しています。
種を蒔いた時期がちょうど温度が高くなってきた時で良かったです。 まず、赤玉土と腐葉土を混ぜた方が早く芽を出しました。
鹿沼土と腐葉土を混ぜた方はなかなか芽が出ません。かなり遅れて発芽しましたが、その後の生育も芳しくなく、部屋に入れて越冬しましたが、元気なく立ち枯れてしまいました。
モリンガの成長 2013年6月
モリンガには鹿沼土は合わなかったようなので、赤玉土と腐葉土を混ぜた用土に植え替えました。
すると、 成長の早さはすばらしい!1日5~6センチ、驚くべき早さで育っています。幹も太くなりました。
モリンガの成長 2013年8月
2013年8月、3メートルになって軒先に届いています。
「奇跡の木」
モリンガは「奇跡の木」と言われています。
アミノ酸が多く含まれ、その中の一種、ギャバはノルアドレナリンの分泌を抑えてくれる効果があるので、血管をやわらかくして血圧を安定させ、高血圧の予防に効果があるといいます。
夫75歳、油断しているとすぐに血圧が上がってしまいます。青々と茂ったモリンガの葉を毎朝のジュースの材料の中に忍ばせていました。
我が家のモリンガの木1本では葉が少なすぎ、またすぐに使用しますので葉が熱を持つ経験はないのですが、沖縄からジュース用に流通させるのには、モリンガの葉を重ねると熱を持ってすぐ黄色くなってしまうために、大変なご苦労があるそうです。これはアミノ酸が多量に含ませているからとのことです。
モリンガの成長 2013年10月
10月に入り、台風の季節。モリンガは軒を超えています。
強風で倒れないように、ベランダの下に物干し竿を渡して結わえておきました。なんとか無事です。
モリンガの成長 2013年11月
2013年11月に入り、つぼみがついています。
寒さを防ぐため、部屋の中に入れました。 天井に届いているのをカーテンレールに結わえて、窮屈そうです。
花は咲きますが、ぽろぽろと落ちてしまい、実を結ぶのは無理でした。
冬の間、家の一番暖かい場所においていましたが、葉は黄色くなって落葉してしまいました。
モリンガの成長 2014年4月
気温が上がり始めますと、枝先から新芽が出始めました。このまま上に伸びても大変です。 下から2メートル位に切り詰め、脇目が出るのを待ちました。
何もないところから新芽が膨らみはじめ、新しい命の誕生を見ているようでわくわくします。
しかし、種からの成長のような伸び方はしません。 秋には花が咲き、寒さよけのために部屋に入れて、春に枝先が枯れてきましたので、また短く剪定しました。やはり昨年と同じように新芽が育っています。
モリンガの成長 2015年11月
2015年11月17日 最初の年のような伸び方はしませんが、屋外でこんなにさわやかな花が咲いています。
地球をよくすることに
幹まわりも3センチ位はあります。もしかしたら、実がついてくれないかしらと期待をしてしまいますが、暑いと感じる位が大好きな植物です。寒さに向かいます東京では無理なことでしょうね。そろそろ部屋に取り込み、大切に育てていこうと思っています。
現在、モリンガは地球上で発見されている植物の中で、最も高い栄養価を持ち、アフリカなど発展途上国で暮らす子供たちの命を救っているといわれています。
モリンガは種を植えたその年からたくさんの二酸化炭素を吸収してくれるそうです。暖かい地方でもっとモリンガの植樹が増えたら、地球をよくすることにつながりそうです。