四角豆との出会いは3年前。息子のコヲジが千葉県いすみにあるホビット・ガーデンハウスの集まりに行き、自宅で採れたサラダ菜の種と交換してきたのが、四角豆の種でした。
四角豆という名前を聞くのも、見るのも初めてでした。大喜びで種を蒔きましたが、待っても待っても発芽せず、そっーと掘ってみましたら、種の影も形もなくなっています。小鳥がついばんでしまったのでしょうか。
がっかりしていましたら、なんと園芸店に四角豆の苗が売っていました。大喜びで買い求め、植えつけたところ、この年は8月からさわやかな花が咲き始め、菜園で収穫するもののなくなる10月まで元気よく育ちました。もちろん種とりもしました。
去年、今年と自家採取の種が一番という思い込みで育てていますが、どうも育ちが良くありません。
四角豆はもともと熱帯アジア原産で、ビルマ、インドネシア、沖縄で栽培されている植物です。寒さに弱いので、沖縄以外ではしっかり育った苗で植えると、暑さに向かうときに成長が良いことを知りました。
来年はまず苗を探して植えようと考えています。
沖縄では「うりずん」と呼ばれ、「うりずん」とは沖縄の方言で4月頃の新緑の季節を意味するそうです。四角豆の薄緑色と新緑をかけて、このように呼ばれているように、緑色のユニークな形をした鞘はてんぷらが一番です。
若くやわらかい鞘は薄切りにして、サラダのトッピングに使うこともあります。お試しのつもりで糠味噌にも漬け込んでみたところ、浅漬けよりもしっかり漬け込んだほうがおいしかったです。
葉も食べられるというので、てんぷらにしてみましたら、ふわりとやさしい感触に揚がり、家族に好評でした。
また、毎朝、葉を低速ジューサーで絞ってジュースを作りますので、四角豆も入れてみました。四角豆はくせがなく、違和感はありませんでした。葉はジュースの水分は出ませんが、絞りかすには食物繊維がたっぷり含まれていますから、手作り豆乳ヨーグルトをかけて食べます。 鞘はあまり採れませんでしたが、葉ならいくらでも使えて有り難いです。
うちでは、翌年の種まき用に、四角豆の完熟した種子の種とりをしています。
資生堂が、肌の「弾力繊維」の再生を促進する効果のあるものがないか、600種以上の植物由来成分を長い年月をかけて検討した結果、発見したのが「シカクマメ」だったそうです。肌によいのは、「シカクマメ種子エキス」のようです。これは完熟種子に含まれる成分のようですから、若さやを食べるのとは違いますが、すこーしお肌に良い成分があったりしないかなと思ってしまいます。無理かな(笑)
食用にしているのはわかい鞘です。花も葉も食用です。
四角豆には、芋のような根茎ができ、食べることができるといいます。栄養価は大豆の10倍ともいわれているそうなので、掘り出すのを楽しみにしていたのですが、今年の根茎はひょろひょろでとても食用にはなりません。大きめのところを秋酵素の材料に使うことにします。
長くのびた蔓はしっかりしていて引っ張っても切れません。 いいこと考えた!!これでカゴを編んで遊び、なかなか趣のあるカゴの出来上がりです。 秋酵素用に集めた木の実をいれたり花を飾ってみたりしてパチリ。