「祝水」終えました。いつもテーマや主催者、共演者、関係者に自分を引き上げてもらいます。その仕上げはお客さん。見てくれる方あっての作品です。
終えた後は一言でもご挨拶したいのにぃ、いつもの撤収作業。選んだ楽器の定めでございます。
先日、ある監督さんと飲む機会がありました。AV監督。その道30年。筋金入り。猛者です。その方がおっしゃってました。「地獄をみたひとは美しい」と。
30年ですからね。もう表面的なものを越えて物事を見てきます。すけっすけのお見通し。
「祝水」が美しかったです。表のひとも裏のひとも、個々にそれぞれの課題と黄泉経由の蘇生体験を経て本番を迎えたのではないかと想像してます。
リハや舞台では、ゾゾっとすごいもの見てしまったり、ジーンとして涙こらえたり。黒子的立ち位置だったので、バレずにすんだー。
【写真の大盃】
-此方からと彼方から-
祝水のあらゆることを内包するような象徴的存在。これはもう単にガラスの器というものを超えていました。
関わったすべてのひと、ものにお礼申し上げます。ありがとうございました。
