『 上映会手伝ってー 』の依頼あり。
まずは作品見ないと何もいえません。
というわけで昨日試写してきました。
『それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~』
シリアといえば、内戦してるよね。
アレッポの石鹸使ってるよ。
それぐらいしか知りません。
2010年〜2012年にかけて中東、北アフリカで起きた「アラブの春」。
その影響を受けたシリアで撮られたドキュメンタリー。
サッカーボールを銃に持ち替えた青年
非暴力を貫きカメラで記録し続ける青年
この二人の活動を、シリア人監督タラール・デルキが追い続ける。
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見終わって、
「つらい」、「重い」、そして「疑問の数々」。
この二人は同志として非暴力の抵抗運動を先導していたの。
歌にメッセージを乗せて。
デモを撮影してネットで共有して。
でも政府軍はすごい弾圧で170人の市民を殺す。
これを機に青年たちも武器を手にしていくの。
その中での苦悩をとらえたこの写真のシーンは印象的。
ドキュメンタリーは事実の一側面ではあるけど全てじゃない。編集によって誰かの意図が凝縮するから。それでもだれかになにかを伝えるのに、映像には力がある。
この作品は反政府目線のリアルな現実を映し出してる。
青年の信念、行動、迷い、選択。
誰と戦っているのか、なにと戦っているのか。
戦争とは、生きるとは、ふるさととは、、、。
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サンダンス映画祭2014 ワールド・シネマ ドキュメンタリー部門 グランプリ作品。
10月半ばまでアップリンクで上映され数々のトーク企画とともに高く評価された作品です。
撮影がとにかくまぢかで緊迫感が伝わってきます。
遠い国のこと。
そこで確かに起こっていること。
ふだんの日常では、サイト更新やら、演奏対応や打ち合わせ、返信しなきゃな健康相談の数々。配送業務。家事。子守。遊ぶ時間に飲む時間。忙しいのだよ。シリアのこと知ったてさ、、、なにができるかも分からないし。でも、知って興味を持ってみるだけで意味があるよう思いました。
当日は、シリア内戦の概要とか背景の話、作品上映、そしてゲストを迎えて映画の中では語られないシリアや難民の話も聞けます。
劇場上映も終わっているし、なかなかシリアのこと知る機会は少ないと思います。ぜひ見に来てください。なんかこういう作品って、誰と見るかっていうのも大切な気がしています。
ヲ誘いでした。
あ、チラシ置いてもいいよな方もお知らせください。
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映画鑑賞会 in 国分寺カフェスロー
『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと』
2015年11月21日19:00〜
【詳細は以下より】
https://www.facebook.com/events/1519494275038022/