酵素栄養学では生食、発酵食品が多く、豆乳ヨーグルト、春の野草酵素、梅酵素、秋の酵素とを手作りしています。その材料に家庭菜園のサラダ畑は大活躍です。
30年前から大切にしております「京都竹之御所風おそうざい精進料理」の本を参考にして料理を作っておりましたところ、三光院で精進料理を学ばせて頂くこともできました。
家庭で作る季節の薬膳を学び始めて二年目に入り、我が家の食卓もバラエティー豊になりました。夏は家庭菜園の夏野菜で熱をとり、秋口よりは体を温める食材を使うようにしています。
野菜・果物には沢山の効果・効能があるのには驚くばかりです。
家庭菜園の様子また種子採りもしていますので、沢山採れましたら、ご希望の方に差し上げたいと考えています。ご一緒に野菜づくりが出来ましたら楽しいです。
目次
体の熱を冷ます食材(きゅうり)がテーマ
今年はきゅうりを4本植えましたが、元気よく育っているのは1本だけです、狭い庭ですのでしゅろ縄の太いのを渡して空中でゆらゆらと大きくなるのを見ているのは楽しく、採りたてはおいしいです。
きゅうり 最近発見された脂肪に関係ある酵素の話
2011年、世界一栄養のない野菜といわれているきゅうりにホスホリパーゼという脂肪分解酵素が含まれていることがわかりました。脂肪分解酵素は、従来型より分解力が強い新型で、血液がさらさらになり、体も温まるという優れものです。
この脂肪分解酵素はすりおろすと増えるので、脂っこいものが好きな人はきゅうりをとること、特にすりおろして食べることが良いです。「鶴見隆史著 酵素の謎」より。
きゅうりには2000種類のファイトケミカルが含まれているという話を講演会で聞きました。
ファイトケミカルとは「ファイト」はギリシャ語で「植物」という意味
植物が強い紫外線の害や虫などから身を守るために作り出した物質でファイトケミカルは植物の色や香りやアクの成分で形成しており、主に野菜・果物・豆類の植物に含まれています。その働きは活性酸素から身体を守ることです。
きゅうりの青臭い香り成分にビラジンというファイトケミカルが含まれています。苦み成分、ククルビタシンはアルカノイド系成分で特にきゅうりに含まれているものは抗がん作用があるとされています、蔓に近い頭の部分に多く含まれ、さらにに色の濃いほど含有率は高いようです。またぬか漬けにするとビタミンB1が10倍に増え、疲労回復に効果があります。
7月の薬膳料理で鯵の緑酢かけを教えて頂き、早速作りました
見た目もさわやか、涼しげな一皿となりました。
★すりおろしたきゅうりを軽く絞って出たつゆを飲んでみました、なんと甘いのです、中医学と薬膳の五味(味覚を五行に分類)では、甘にはいるのです。