『 ka su ka 』マシマタケシ個展

at Cafe Slow

『 ka su ka 』マシマタケシ個展 at Cafe Slow

2013年11月5日

450VIEWS

山本浩司｜コヲジ

「色あせない生き方の多様性」を求めて、万華鏡のような人生をデザインしています。微生物をお手本に、私たちの治ろうとする力、植物の力を信じて、自分も地球もよろこぶような「こころ、からだ、にっこり」活動を展開中。この時代に、共に生き、活かし合えるように。

マシマさんの個展がはじまりました

マシマさんの個展をまっていました。

特に見たかった作品があったので。

ふたつでひとつの「半神」。

写真では見ていたものの、目線が気になってしかたなかった。

なぜ見つめ合っていないんだろう。

そしていつもちょとこわい背景。

気を許すとなにか写り込んできそうな気がする。

気になったものは、実際に会ってみるしかない。

そしておそるおそるご対面。

かすかなさきにもうひとつあるここ

分からなかった。

目の先にあるもの。

あいまいでうつろ

ぼんやりとつよい

分からないってことが分かってきた。

ゆっくり漂っている。

そこから揺れのようなものが広がっている。

いや、速いのかもしれない。

そして○のまわりを回ってる。

目が冷たい。とても無機的。

でも羽鰭の艶やかさったらない。

！

そういえば、マシマさん、左右を入れ換えていたことがある。

そうか、わからないくていい。

揺れと揺れのすきまに、見えては消える

かすかなさきにもうひとつあるここ

陽の光で見え隠れするかすかな渦周

そしてもう一つ見たかったクリスタルボウル。

写真では見ましたが、なにを描いたのかさっぱりです。
http://yahama.exblog.jp/20816671/

なのに、ギャラリーに入ったらすぐわかりました。

ボクが有していたときのものとは別の在です。

ザラつきのある表面に顔料が乗っています。

点描です。

中心から右回りで描かれています。

その描かれた円がボウルの周りを一周します。

描いているとき、集中が途切れなかったそうです。

その気が右回転で入り込み、点を進めるたびに拡散。

そのバランスがボウルを一周する。

陽の光で見え隠れするかすかな渦周。

あのう、これヤヴァイじゃないでしょうか。

はい、ヤヴァイんだと思います。

どんなに速く、モニターに情報が流れてきても、その場に行かないと、その場に居ないと、わからないことがある。

『 ka su ka 』マシマタケシ個展 at Cafe Slow、11月17日（日）までです。

帰り際、なんかフワっとしてました。
「半神」対話だけで、これだもん。マシマシ作品は見る瞑想状態ですね。

イベント詳細