国分寺カフェスローで開かれた「愛称 種フェス」に行ってきました。
北海道で活躍されている2か所のファームさんを始め、山形、茨城、群馬、山梨、東京とそれぞれの土地で無化学肥料、無農薬で農業をしている方々の強い信念で苦労して育てられた野菜はそれぞれがエネルギーに満ちていました。
10年位前に石井吉彦先生のシードマイスターを受講して以来、種の大切さを知り、狭い家庭菜園ですが種取りも行っています。
長く多摩地方に伝わっている「のらぼう」とても丈夫で春の楽しみの菜です。
江戸時代荒川区で栽培され、江戸の食文化を支えたといわれている「三河島菜」、漬け菜として使用されていたようですが、我が家の三河島菜は小ぶりにしか育たず、他の菜ものと一緒にサラダの中に入れています。
サラダの中に入れてしっかり存在感のあり、栄養も豊富な「からしな」も種が採れています。
10年位毎年種取りしていたレタスは最近、非常に発芽率が悪くなってしまい残念、かろうじて残っている程度、今年の苗からはしっかり発芽する種が採れるといいのですが。以上4種類は自家採取の種でまかなっています。
3年前から苗や種を取り寄せている、光郷城 畑懐が今回の「種フェス」に出店しており責任者の中村さんから話を聞くことが出来ました。
一昨年前に光郷城 畑懐から取り寄せたミニトマト、「甘っこ」を自家採取し蒔いたのですが、夏の間はひょろひょろして実も付かずに秋にかけて元気になり、12月霜の降りる直前までトマトの木の勢いが衰えることなく鈴なりだった「甘っこ」の話をしましたら、「F1(交配種)の中に入っていた寒さに強い性質が出たのでしょう」ということでした。
納得です。交配した種からは次の年には同じものは出来ないことを経験し、この「甘っこ」の種は我が菜園にうまく適合したようです。
12月霜の降りる直前に未だ熟さない青いトマトを山ほど収穫し、暖かい部屋に置き色づいたのから食べていました。
2月の終わり未だ少し残っていますが、しなびてはきましたが腐ったり、いたんだりしません、味も悪くありません。未だ熟そうとする力が残っているように思えます。
元気の土から育った元気なミニトマトです。
東京江戸川区小松川生まれのしゃもじ小松菜、昨年から作っていますが丈夫でおいしい小松菜です。
東京葛飾区金町生まれの金町小かぶ、やわらかく風味の良いとのことです、生でバリッといけるかな、早速蒔いてみます。伝統野菜の種2種類が買えたのはうれしい。
シカクマメ、春菊、レタスなどこれから夏に向けて蒔く種を買うことが出来ました。狭いキッチンガーデンですが、いつも摘みたて野菜がサラダで食べられるようにいろんな種類を少しずつ蒔いています。
種に関心のある人、食に関心のある人なぞがカフェスローの中に入りきれない位沢山の人が集まっていました。
温かい雰囲気の中、美味しいものを食べながらで有意義な一日を楽しく過ごさせて頂き、企画して下さった皆様に感謝しています。