2月梅の花が咲き始めた頃、今年の梅の収穫はと期待する時です。
毎年、野草酵素から始まり梅酵素、秋の酵素と作っています。
毎回集められる材料等によって微妙な違いがあっておもしろいのですが、今年の梅酵素はどんな力で助けてくれるのでしょうか。
梅13キロは入っています。未だ固い青梅をとり、1.1倍の白砂糖と発酵剤の「響魂」で漬け込んでおきます。その後本格的に梅もぎをするまでの間、木から落ちてくる梅をすかさず拾い、無駄にしないように漬け込んでいきます。
今年のびわは花の時季に寒さに合いませんでした。豊作ということでビワ農家から小ぶりのものなど大量に買い、梅酵素の中に入れることが出来ました。
種で粉末も作り、梅酵素の中にはミルで細かくして種の中の養分を余すことなく酵素の中に取り入れたいと考えました。びわの種は「天神さま」と呼ばれ、梅の種も「天神さま」と呼んでいます。
ビタミンは、ビタミンB1・B2.B6・B17・E・K1・葉酸。ミネラルは、ナトリウム・マグネシウム・ケイ素・リン・硫黄・カリウム・亜鉛等ミネラル成分は人体の構成成分のすべてをバランスよく含まれていると云われます
また、ビワの実にはプロアントシアニジンというポリフェノール、ブドウ・リンゴ・イチゴ・カカオ・黒豆・小豆などに含まれ、日常的に摂取しているポリフェノールがビワの実にも含まれているということですので、今年はビワの実も沢山加えました。
梅雨の晴れ間ドクダミが咲いています。花の咲いている時が、一番薬効が強いというので梅酵素の中に入れました。入れたてのどくだみの匂いはきついですが程なく消えています。
小鳥が運んで来て大きく伸びた桑の葉や、よもぎ、さるとりいばら、おおまつよいくさの花・つぼみ、伸びすぎたトマトの枝、実になりかかったオオバコ、バジルなども入れ、それぞれどんな働きをしてくれるでしょうか。
7月に入りますとブラックベリーが色づいてきます。
黒く熟したものから随時投入。酵素液も黒く色づいてきました。アントシアニンもたっぷり入った梅酵素の出来上がりです。
漉してから海の精360ccを入れて熟成し、瓶詰めをしておいて、熱いさかりに飲みます。植物の持つ有効成分で、暑さにまいっている身体をケアしてもらいます。