国分寺市のむらさき会
今日の演奏は国分寺市の福祉センター(むらさき会にて)。
はっきりいって懐かしいです。
懐かしすぎます。
通っていた小学校の裏にあり、少年野球の集まりなどでよく使っていました。
『クリスタルボウル?』『癒し?』
『見たことも聞いたこともありません。一度聞かせてもらえませんか。』
と民生委員の方が有隣花にきてくれたのが、数ヶ月前。
体験後、『気持ちよくて、グッスリzzZZ...』『みんなにも聞かせたい』
そんなはじまりでした。
民生委員?
ところで民生委員。ときおり耳にする単語でしたが、実はよく知りませんでした。
民生委員・児童委員について
- 民生委員は、厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める方々であり、「児童委員」を兼ねています。
- 児童委員は、地域の子どもたちが元気に安心して暮らせるように、子どもたちを見守り、子育ての不安や妊娠中の心配ごとなどの相談・支援等を行います。また、一部の児童委員は児童に関することを専門的に担当する「主任児童委員」の指名を受けています。
聞けば、担当エリアのご高齢の方を把握して、あちこちぐるぐる見て回って、もう頭が下がる思いでした。
そうそう、よくまちの小道とかパトロールしてたり、子供たちの登下校見守ってたり、あれ民生委員の方々なんですね。
少し早めに行ってボウルたちのセッティングをしていると、隣りの調理室では十数名のおばちゃんたちがキビキビとランチの準備。
ポツリポツリと現れた参加者のみなさん、定刻の12時になる頃にはしっかり席を埋め尽くし、料理もならびます。
こうした食事会はどこでもされているそうですが、お弁当のことがほとんどだそうです。
ここでは、9時からメニューと調理分担表が手渡され、一品一品いちから手作り。
ありがたく頂戴して、ひと休みしたのち演奏です。
終演後
『どうやって鳴らしているんだ?』『手に持っていたっものは?』『どこの国のもの?』『起源は?』『溜まった疲れがすっきりしたみたい』『神聖な音ですね』『神が降りてきているよう』『はじめての体験です』『眠たくなりました』『寝てました』『またぜひ聞かせてください』『学生さんかと思いました』『女性かと思ってました』などなど、多岐にわたるお声をかけて頂きました。
そして参加者のみなさん自身が、大正琴やハーモニカにあわせて歌をうたわれたりと楽しげなひとときを過ごして終了。
でかける機会が減ったお年寄りは外に出さないと。そんなふうに話す民生委員の方。
こんな日常がある国分寺をまた好きになりました。
これだけのおじいちゃん、おばあちゃんだけに演奏することはないでしょう。と聞かれ、確かにとうなづきながら、『だれしもみんななるんですよ。』という言葉がふかく残りました。
結婚し、子供もうまれ、40歳を目前に、折り返しのような今。
懐かしい脇道や校庭や小山や門を流れる風は、あの頃のままです。