今年はおかひじきが元気に育ってくれました。
早いもので7年前になります。シードマイスター養成講座ジュニアコース3日目に、主催者の石井吉彦先生の畑見学があります。その時、唾液から抗酸化力を調べるというのがあります。まず何も食べないで調べ、その後、石井先生の畑で作られた採れたてのおかひじきを生で食べて調べます。その時、店長コヲジが、『すばらしく抗酸化力が上がった』と興奮して話ました。
40年もの間、無農薬・無肥料栽培で、余計なもの一切施さない畑の隅に、何年も自生しているおかひじきのもつ力の強さには及びもしないけれど・・・、私も素晴らしい抗酸化力のあるおかひじきを育てたいと思い、次の年の春先におかひじきの種を蒔きました。
しかし、この年は、少し芽吹きはしましたがほとんどが消えてしまいました。意気込んでいましたのでがっかりです。
それでも毎年春になるとおかひじきのたねを蒔きますが、とても食べるまでには育たずにいました。
それが昨年から育ちだしたのです。土が出来てきたのか、今年は天候のせいなのか、8月中旬のいまごろ、青々と柔らかな先端をつんでほとんど生食です。
生ハムと白ゴーヤにたっぷりのオカヒジキをレモンを絞ったドレッシングで頂きました。豚肉の冷しゃぶのときはゴマドレッシングでお肉より圧倒的におかひじきが多いです。
菜園のきゅうりも終わりました。最後の1本を加えて、パセリ、ピーマン、シシトウにたっぷりのおかひじきにタコを加え、ドレッシングにバルサミコ酢を入れたのが美味しかったです。
おかひじきはカリウムを非常にたくさん含んでいます。ナトリウム(塩分)を排泄する役割があります。カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などミネラルも豊富です、ビタミンKはカルシウムを骨に定着させる作用があり、骨を丈夫にし骨粗しょう症の予防にとても役立ちます。βーカロチンは体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして喉や肺などの呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。活性酸素を抑えてくれる効能があります。
緑の葉もののない時期に、庭先でつんだおかひじきのいのちをたっぷり頂きました。元気に育ってくれたおかひじきに感謝です。